@ISCメールの基本認証廃止に伴う重要なお知らせ2022/08/08 12:00
総合情報センターの@ISCメール(がつくメールアドレス)は、マイクロソフト社のクラウド電子メールサービス(以下、「Exchange Online」という)を利用してメールサービスを提供していますが、2022年10月1日に基本認証と呼ばれるユーザー名とパスワードを送信して認証する方式が廃止されるため、一部のメールアプリにおいて設定変更が必要になります。
該当するアプリを利用されている方は、10月1日までに認証方法を先進認証に変更してください。
なお、OWA(Web版Outlook:Webメール)を利用されている場合は、変更の必要はありません。この機会に、メールアプリからブラウザ上でメールを送受信する「OWA(Web版Outlook:Webメール)」のご利用をお勧めします。
- Office365 「サインイン」と「サインアウト」の操作 (PDF)
- Office365 サインインのサイトへ https://portal.office.com
※ 右側「サービスへのリンク」にある「総合情報センター Office365 」も同じサイトが開きます。
Exchange Onlineの基本認証廃止について
基本認証は、クライアントからExchange Onlineにアクセス要求をする際、ユーザー名とパスワードのログイン情報をそのまま送信する簡易な認証で、セキュリティに問題があることが欠点とされています。
そのため、マイクロソフト社は、セキュリティ向上のため、Exchange Onlineにおける基本認証を無効化し、先進認証のみを有効にするという対策を取るとのことです。
【参考サイト】 Exchange Online での基本認証の廃止(Microsoft.comに移動)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/exchange/clients-and-mobile-in-exchange-online/deprecation-of-basic-authentication-exchange-online
設定変更が必要なメールアプリ
総合情報センターWebサイトに掲載されているメールアプリは、以下のような対応が必要です。
※ この表にないメールアプリをご利用の場合は、各自にて基本認証廃止に伴う設定変更の情報を入手し、ご対処ください。
設定変更方法
ご利用のメールアプリの設定変更方法を確認して、変更が必要な場合、2022年9月30日までに設定変更を行ってください。
設定変更を行う際は、必ずダウンロード済みのメール(メールのデータファイル)のバックアップを行ってください。バックアップ方法は、以下メールアプリの設定変更方法に記載されています。
Exchange接続の場合、PC側にメールデータをダウンロードするPOP接続と違い、PC側のアプリはExchangeサーバーと常に同期を取っています。そのため、一方で削除等の操作を行なうともう一方にも反映されますので、ご注意ください。
【 Windows OS にて Outlook 365、Outlook 2019 以降のメールアプリをお使いの方 】
- 《仕分けルールの移行がない方》
┗ Outlookアプリの設定変更方法 [PDF]
- 《仕分けルールを移行される方》
┗ Outlookアプリの設定変更方法(仕分けルール移行あり) [PDF]
【 Windows OS にて Outlook 2016 のメールアプリをお使いの方 】
- 《仕分けルールの移行がない方》
┗ Outlook2016アプリの設定変更方法 [PDF]
- 《仕分けルールを移行される方》
┗ Outlook2016アプリの設定変更方法(仕分けルール移行あり) [PDF]
【 Thunderbird のメールアプリをお使いの方 】
- Thunderbird の設定変更方法 [PDF]
《注意》
Thunderbirdは、今回の設定変更に対応していないバージョンがあります。設定変更の前に、必ずバージョンをご確認ください。
┗ 対応しているバージョン: 78.3.1 ~ 91.12.0 ,102.2.0以上
<バージョン確認方法>
画面右上三本線「三」>「ヘルプ」>「Thunderbirdについて」をクリックすると確認ができます。
「Thunderbirdは最新バージョンです」になっていることを確認してください。「・・・に更新」のボタンが表示されている場合は、更新ボタンをクリックしてからThunderbirdを再起動してください。
【 AppleMail のメールアプリをお使いの方 】
- AppleMail の設定変更方法 [PDF]
《注意》
今回の設定変更に対応していないmacOSバージョンがあります。設定変更の前に、必ずmacOSバージョンをご確認ください。
┗ 対応しているmacOSバージョン: 10.14 以上
POPアカウントを削除するとダウンロード済みのメールも削除されてしまいます。ご注意ください。
【 Mac OS にて Outlook for Mac のメールアプリをお使いの方 】
- 総合情報センターまでお問い合わせください。
Gmailの「別のアドレスやエイリアスからメールを送信する」を利用されているかたは、GmailのWebサービスがMicrosoft社の先進認証に対応していないため(2022年8月1日現在)、基本認証廃止後は、Gmailから「別のアドレスでメールを送信できなくなる」なる可能性があります。
GmailのWebサービスの先進認証対応については、申し訳ありませんが、Google社にお問い合わせください。
2022年10月1日以降の基本認証廃止の動作について
2022年10月1日から、順次、基本認証ではExchange Onlineへの接続ができなくなります。
基本認証が廃止された後も、基本認証で利用しようとするとメールの送受信エラー「電子メールサーバーがログインを拒否しました」が発生し、メールの送受信ができなくなります。ユーザー名とパスワードの入力要求が何度も繰り返されますが、Exchange Onlineでアクセスが拒否されます。
【問い合わせ先】
- 総合情報センター:
0568-51-4371 (内線 5812) 月 ~ 金曜 9:00 ~ 17:00